Old Boy のイラスト日記

イラストを中心とした創作日記

一太郎2019を試してみる・・・縦書きが使いやすくなった?

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とりあえず、使いやすように画面設定してみる

先週の金曜日(2019年2月8日)に、Just Systemから一太郎2019が発売となりました。

Just Systemの製品は、ホームページビルダーやJust Right!など、業務用途としてもいくつか使い、メール登録しています。発売間近ということで、ここ何か月か、一太郎2019に関して頻繁にマールマガジンが届いておりました。

一太郎2019については、宣伝文句がよかったせいもあり、かなり期待していました。宣伝文句を信じる限り、特に縦書きの使いやすさが、かなり向上しているように見えました。

よほど予約注文しようかと思ったのですが、予約特典がしょぼく(トートバッグとか、はっきり言っていらないから)予約は止め、いつものように30日間のトライアル版を使ってみて、納得できるなら買う、ということにいたしました。

縦書きに関する向上は、決して大きくはない

特に期待していた機能は、縦書き表示です。縦書きがより映えるフォントを用意したと、書かれています。

肝心のフォントですが、AR明朝体Lと呼ばれるフォントです。

ARフォントだったら、いくつか入ってたよな、と思い、わがパソコンのフォントメニューを調べると、一太郎インストール前に既にAR明朝体Lが入っているではないですか。本当に縦書きが映えるというのであれば、すでにWordで使っているはずです。

あらゆるWindowsフォントを試し、結局Macから移植した小塚明朝がまし、ということで、小塚明朝もしくは游明朝をもっぱら使っています。ただ、小塚明朝の場合、文字サイズが大きければパーフェクトなのですが、12ポイント未満だと、Windowsでは線が細くなりすぎ、かすれたようになってしまいます。

 

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左から游明朝、AR明朝、小塚明朝

 

上は、Word上で三種類のフォントの表示品質を比べてみたものです。

AR明朝が特に美しいとは思えません。

小塚明朝は、ギャザリングが少なく、高品質ですが、10.5ポイントぐらいのサイズになってしまうと、横線が細くなり、逆に読みにくくなってしまいます。

トライアル版インストール

トライアル版を入れ、Wordと同じく、一太郎2019でも、同様にいくつかのサイズの三種類のフォントを並べてみました。

 

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同上

 

Wordと同じですね。AR明朝が特に美しいというわけではありません。

ここでも、小塚明朝はキレイ。

フォントは、期待したほどではなく、残念ながら、まだまだ改良していただきたいところです。フォントについては、ワープロソフトの問題とは言い切れないので、ここに期待するほうも無理があるかも知れませんけれど。(過剰な宣伝文句は控えて欲しい)

見開き表示は素敵

今回からできるようになった見開き表示はいいですね。隣り合うページを接続してくれればもっといいのですが、並べてくれるだけでもまあ満足です。

この機能が加わっただけでも、一歩前進した、と感じさせてくれます。

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先頭ページは、1ページのみ、2-3ページを見開きで

原稿用紙スタイルの罫線はないが・・・、

一般的な原稿用紙は20文字X20文字のフォーマットの「用紙」なのですが、今この用紙を積極的に使う方は今は少ないのではないでしょうか。原稿用紙の方が書きやすい、という人はいらっしゃるかも知れませんが、決して読みやすいとは思えません。(もちろん、慣れもあります)

あくまでも行数と一行当たりの文字数が、先に決まっていて、その数に合わせた原稿用紙スタイルの罫線表示をして欲しいと思っています。

今回新たに追加された機能ではありませんが、グリッド表示を使うことで、簡易的な原稿用紙スタイルでの罫線が作れないか試してみました。

 

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簡易原稿用紙スタイル

これは、グリッドを使い、簡易的な原稿用紙スタイルにしたものです。

紙のサイズはB6もしくは四六判で、縦43文字、16行と、書籍に近い文字数、行数にしています。

ただ、よく見るとおかしい。

左ページは一枠に一文字が収まっているのですが、右のページは、枠と文字がずれている。これは一体何のジョークなのでしょうか。

いろいろいじってみたのですが、なかなか直りません。もっとも、この機能はあくまでも、文字と行に合わせて四角い図形を並べただけであり、この図形が文字枠を意味しているわけではないのでしょう(?)

たとえそうだとしても、納得いきませんね。バグにしか見えません。

試しに、文書のレイアウトと直接関係のない、印刷設定を見てみると、「見開き印刷」が選ばれていました。この「見開き印刷」を解除すると、以下のように文字がピタリと枠線に収まりました。

 

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一安心、ですね。

なんというか、脇があまい、としか思えない。

できれば、ちゃんとした「原稿用紙タイプの文字枠」を設定できるようにして欲しいですね。

あくまでも縦書きで書く場合の評価

評価は、あくまでも縦書きで書きやすいかどうか、の一点についてのみ行っています。

他にも多数の改善がなされているようですが、あまり興味はありません。強いて上げれば、校正機能ぐらいでしょうか。

校正機能については、同社からJust Right!という専用ソフトが販売されています。実際Just Right!を使うと、人間による校正がバカバカしくなるほどです。あくまでもソフトウェアによる校正であり、決して過信してはいけないのはわかっていますが、さすがに一書籍当たり、10万字から15万字にもなると、人間が一文字ずつ確認するのは、非現実的です。

一太郎の校正機能、そしてWordの校正機能、Just Right!の校正機能、それぞれ微妙に違います。基本はJust Right!を使うとして、複数の校正をかけるとすれば、その中に一太郎も加えたいところです。校正についての確認と評価はまた別の機会に行いたいと思います。

あと一歩なんですけどね。でも、ここまで来たらようやく使おうという気になってきました。何よりも、MS Officeに比べたら、かなり割安ですし。

さらなる改善に期待しつつ、現状の製品を使い倒せれば、と思っています。