Old Boy のイラスト日記

イラストを中心とした創作日記

古いシステムキッチンの扉がガタガタです(グレードアップ編)

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ネジの取付幅は異なるが、取付穴が同じ35㎜のスライド丁番

そろそろ灯油ファンヒータもストップしていいかな、と思いつつ、やはり朝と夜は結構冷えますので、18リッターだけ購入しました。灯油は近所のホームセンターから購入しています。ビバホームというところですね。

ついでに、金具コーナーを覗きました。目的はスライド丁番です。

残念ながらスガツネ工業の製品はほとんど置いていなかったのですが、似たような丁番があるわあるわ。安いのはお決まりのMade in Chinaで、98円とか。高いのは本当に高い。1500円程度。普及品らしきものは大体298円でした。

お店のいくつかの製品の説明を読んで初めて知ったのですが、このスライド丁番というのは、どうも規格品のようです。要するに、同じサイズのものならどのメーカーのものでも代用できる、ということです。

元々取りついていた金具については、要所要所を測定しています。

  • 扉に取り付ける穴の径 35㎜ 深さ10㎜
  • 扉に取り付けるネジ穴の寸法 43㎜

まあ、この程度でしょうか。実際のところ、規格品だからと言って、どこをどう測っておけばよいか、お店に来るまで知りませんでした。実物があればどうにかなるだろう、と単純に考えておりました。

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説明書

事前に調べておけばよかった

規格品とわかっていたなら、もう少し事前に調べられていたと思います。恐らくスライド丁番で、数多くのメーカーがヒットするでしょう。

今回購入したのは、アイワ金属株式会社の ヘティヒ スライド丁番 35㎜ 全かぶせ キャッチ付 95度開き という製品(部品)です。(部品番号:AP-1054C)

元の部品をお店に持参し、寸法、サイズ、形状などを比較し、これと判断できたものを購入しました。ただ、規格品ですからね。素直にお店の担当者に確認した方が確かだと思います。

ところで、「スライド丁番 35㎜ 全かぶせ キャッチ付 95度開き」という名称のすべての意味がわかりますか? 35㎜は、扉側のカップ径のサイズですね。これは事前に測定していたので、わかります。

次に全かぶせ。かぶせ、というのは、扉が閉じた際に、棚の側板に被さるか被さらないか、あるいはどれぐらい被さるか、ということらしいです。今回は、現物を持って行ったので、よくわからないながらも台紙の下にある目盛に現物を当ててみて、「全かぶせ」と判断しました。ちなみに、全かぶせの他、半かぶせや、全く被さらない場合は、インセットタイプ、というものになるようです。(具合が悪くなりそうです)

キャッチ付か否か。キャッチと言うのは、この部品そのものにバネが内蔵されていて、扉を閉めた位置と開けた位置に固定される、というものです。

ちなみに、説明書にある規格に関する文言を書き出してみると、

  • キャッチ付か無か?

丁番を開く時に硬いとキャッチ付。抵抗なく軽く開くのがキャッチ無しです。キャビネットを調べて、マグネットキャッチやローラーキャッチ等が使われていない場合、必ずキャッチ付をお求め下さい。

一回読んで、意味わかります? 結構ややこしいですよね。わかっていれば意味はわかるのですが、わかっていない場合、意味がわかりにくい文章です。

丁番を開く時に硬い・・・というのは、バネが内蔵されていて、開く際に反発がある、ということです。

ここで問題になるのが、丁番が壊れている場合です。バネが壊れた場合、反発がなくなってしまうのです。キャッチ付丁番のバネが壊れた、ということが認識できているならよいのですが、こんなこと素人にわかるわけがない。壊れたから交換したいのですが、壊れたら、キャッチ付だったのかどうかがわからなくなる。

マグネットキャッチ、あるいはローラーキャッチがあるかないかで判断した方がよいかも知れません。ちなみにマグネットキャッチとローラーキャッチとは、よく見かける部品です。

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ローラーキャッチ

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マグネットキャッチ

これらキャッチは、名前の通り、閉めた時に扉をキャッチするための部品です。今回のスライド丁番が使われている食器棚には、こうしたキャッチがついていません。このキャッチの働きをするのが、丁番に内蔵されたバネ、というわけです。

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止めねじの位置が異なります。

止めねじの位置が違う

古い部品と決定的に異なるのが、止めねじの位置でした。これは扉側に木ネジで固定する部分なので、問題ない、と判断しました。

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側板に取り付ける部分の寸法と形、角度は同じ

側板側に取り付ける部分の形やサイズは同じ、と判断しました。こちら側も木ネジで固定されているだけなので、止め位置を調整すればどうにかなるだろう、と考えました。

規格品とは言え、別会社が作ったものです。同じ会社の品物であっても、製造時期が異なったり、世代によって微妙にサイズが違ったり、ということはざらにあります。私的には、この程度のことはあまり気にしない質(たち)なもので・・・。細かいことが気になる方には、申し訳ありません。

以下、作業順に写真を掲載します。

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問題の扉を外しました

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古い丁番を外し、新しい丁番を仮に置いてみる。垂直に置き、ネジ穴に目印

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ポンチのようなものでネジ穴の中心出し

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添付されていたネジだと扉を突き破ってしまうため、元のネジを使用

上が、添付されていたネジで、下が元のネジです。

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扉側に2つの丁番を固定

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側板側の古い金具。マウンティングプレートと呼ばれている部品です。

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金具を外すと穴が三つ。使うのは二つだけです。

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新しい部品を取り付けた状態。この部品についても元々ついていたネジを流用しました。

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扉側を取り付けたところ。ネジから側板の縁まで37㎜が規格らしいです。実際は33㎜ぐらい。

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右の扉に新しい丁番を取り付けました。

感動して震える程、スムーズな開閉

今回は、お試し、というころで、購入した丁番は二つだけです。

ひとつの扉に二つ使われているのですが、二つとも同時に交換しないと、角度があわなかったりと、新たなトラブルが起きる可能性があるとのことです。

今回購入した部品は、代用品とは言え、古いスガツネ工業の部品に比べて、構造がシンプルです。その分、がたつきが少なく安定感が高い、と感じました。

実際、開閉してみると、扉の動きだけがまるで新品のようです。全然違う。何事もなかったかのようにスムーズに開閉します。

嬉しくて、でしょうか。本当に震えました。

こうした部品交換や修理は必ずしもうまくは行きません。壊れているよりはまし、と思うような出来の方が実際には多いです。前よりもよくなることなど稀です。

調整については、説明書の裏面に記載されています

構造はシンプルですが、スガツネ工業の製品と同様に、高さ方向の位置、かぶせ量はそれぞれネジで調整できます。その調整方法については、説明書の裏面に丁寧に記載されています。

一セット298円 X 2 = 596円で得られた幸せでした。