Windows機用にFILCOのキーボードを使っているのですが、このキーボード、値段が高い割にキートップの印字がへなちょこです。
最近、FILCOのキーボードと仕様がほぼ同じキーボードで、キーの印字が二色成型タイプのものが出現しています。今使用しているキーボードがいかれたら、早々にそちらに買い替えようと考えています。が、キーボードの接点に使われている部品が評価の高いものであるだけに、ちょっとやそっとでは壊れそうもないですね。それに、一度に何個も壊れるとも思えないですし。直し直し使えるキーボードですから、直せなくなるまで使い倒したいところです。
ということで、いつものAmazonさんから、上の写真のキートップシールを購入してみました。特に説明書きも何もありません。これだけが封筒に入って送られてきました。
まあ、説明なしでも見ればわかるとは言え、Made in XXXXの記載すらありません。
昨今、怪しげな素材、特に発がん性のあるような素材や加工が問題になっているだけに、Made in XXXXの記載は必須ではないでしょうか。特に指に触れるものだけに、ちょっと敏感になってしまいます。とは言え、使いますけどね。
母音と、SKMN
当然ながら、すべての文字が消えているわけではなく、よく使うキーの文字が消えたり、消えかかったりしています。
まず、母音ですね。AIOが消えたり欠けたりしています。EとUはどうにか生き残っています。が、テカりがすごい。
↑ IKMNではなく、OKMNでした。
にしても、ほこりまみれで、美しくないですね。静電気のせいで、なかなか取れないのです。
キートップは、当然ながら、指の脂で汚れています。脂なので、洗剤が一番とは思いますが、電気製品であることと、洗剤の成分で接着が弱くなる可能性があるため、今回は、ライターオイルを使いました。たちまち揮発し、成分が残りにくいため、重宝します。
ただし、本来の使い方ではありません。本来は、ペーパーセメントというやつを使った方がいいと思います。高いですけどね。ペーパーセメントは画材屋さんで入手できます。
ペーパーセメントの成分:n-ヘキサン・シクロヘキサン(洗浄剤や接着剤の成分)
100均ライターオイルの成分:石油精製ナフサ(あくまでも燃料)
接着力がそれなりに強い
キートップには凹型のRがついていますので、接着力の弱いシールだと、貼った後で浮いてしまう可能性があります。そのため、裏面の接着材は結構強力ですね。
強力だと何が問題になるかというと、つまんだピンセットにシールがしっかりと貼りついてしまい、簡単に離せなくなることです。四苦八苦して離した瞬間、シールの位置がずれてしまう、ということが考えられます。
シールを貼っていることがわかりにくい
このシール、結構しっかりとした厚みがあるにも関わらず、パッと見、貼っているのがわかりません。
シール表面は、小さなシボ加工されていますが、このシボの具合もテカる前のキートップのシボの感触に近く、大きな違和感はありません。
シールのサイズがキートップよりも一回り小さいことで、シールが指に引っかかるのではないか、という懸念がありましたが、この文章を打っている限りは、さほど気にはなりません。
一気に、全部貼ってもいいかな、とも思いましたが、元々のキートップとの差が感じられるよう、印字が消えたり、消えかかっているキートップのみ修復しました。
しかし、こうしてみると、テカりがすごいですね。ちなみに、スペースキーや、エンタ―キー用のシールはありません。この金額(税別990円)だったら、何種類かのスペースキーとエンタ―キー用のシールもセットしておいて欲しい気がします。
でもおおむね満足です。ほぼほぼブラインドタッチではありますが、ホームポジションを取らない状態で、キーをポツリと一個だけ押すこともあり、やはり印字がないと不便です。
あと、このシールの表示で、ちょっとおかしいな、と思うのが、カギかっこと中点がないことでしょうか。慣れで、自然に打ってしまうかも知れませんが、印字がないことを認識せずにシールを貼ってしまうと、あとで、アレレ、どこだっけ? となってしまうかも知れません。
にしても、メーカーさんに言いたいです。このようなシールを貼ったり、あるいは、キートップを交換しなくてもよいよう、印字が消えない作りにしてくださいな。