Old Boy の創作日記

音楽、イラスト、文章に関する創作日記と独り言。

イラストに挑戦(79-80日)・・・初めての厚塗り

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2月末に三連休を取り、ずっと寝てました。風邪がブル返したのか、それともアレなのか、とにかく鼻の具合がよくなく、ひたすら寝るばかり。医者には行きたくないし・・・。

体温はずっと35度台で、どうもこれが私の現在の基礎体温のようです。もしかして低すぎるのかも知れません。そもそも体温を測る習慣が全くなく、自分の日頃の体温がこれほど低いと初めて知りました。

おぼつかない体力で決算処理を行い、ふと気づくと体力はほぼ回復。しかしやはり鼻がおかしい。

「これってもしかして、ただの花粉症?」

鼻かぜが直りきらないうちに、いつもの花粉症に移行しただけだったようです。

よ~清水さんの教科書

何となく描けそうな絵が載っている教科書を探して、手に取ったのが、よ~清水さんの本でした。

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「キャラの背景」描き方教室です。

ブラシでぐいぐいっと描いた作品のメイキング本なのですが、何だか描けそうでしょ。あんまり細かくないし。

で、これがいわゆる「厚塗り」という技法だというのを、書籍を開いて初めて知りました。しかも、今まで経験したことのない「グリザイユ技法」とかいうやつです。

仕上がった作品は確かにラフで描けそうですが、この「グリザイユ技法」、わけわかんない。

騙されたと思って、教科書通りに描いてみる

今回の素材は、前回のスケッチの一枚。

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教科書の最初の作例にならって、この絵を「グリザイユ」で描き進めてみました。

教科書の最初の作例は、オンラインでも見ることができます。

www.clipstudio.net

よ~清水さんのキャラは、かわいらしく、ちょっと愛嬌があります。キャラもおおいに参考になります。

教科書のおまけとして、作品のデータと、各ステップのJPEG画像がダウンロードできます。テキストにも掲載されていない途中途中の段階の画像が大量にあり、すさまじく参考になるのですが、教科書にない絵については解説がないのがちょっと残念なところです。

最初はシルエット

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最初はかなりおおざっぱにグレーでおおよその形を描くとのこと

グレーの、どちらかというと線というよりは面で描くことで、彩色した時とのイメージの差を少なくする、らしいです。確かに、線画を描いて、その線画の内側に彩色すると、イメージが大きく変化し、何度か描きなおすことがあります。本当にこの描き方でその問題が解決できるなら嬉しいのですが。

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顔から、もう少し細かく描きこんでみる

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さらに描きこむ

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この段階でプロポーションチェック

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光を左上として、影を入れる

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背景の空と雲を別レイヤーで描きこむ

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絵の基本色の青を全体に入れる

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他の色を入れる

モノクロの段階で陰影をつけているので、そのものの色をそのままスプレーで吹きつければよいとのこと。ここで、陰影をきちんと描いてないとまずいことに何となく気づきます。が、とりあえず先に進みます。

教科書は、とにかくラフに描くようにと繰り返します。なので、デッサンはかなりラフなままです。

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彩色したレイヤーのコピーを三枚作る。

これがよくわからないテクニック。彩色したレイヤーのコピーを作り、シルエット、雲、空それぞれのレイヤーの上に置き、クリッピング。そして、彩色+シルエット、彩色+雲、彩色+空をそれぞれ結合させる。

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彩色レイヤーとシルエット、雲、空のそれぞれを合成する

この操作をクリップレイというそうです。二枚のレイヤーの下側のレイヤーに色を定着させるとのことです。要するにモノクロの絵に色をつけるということなのでしょうが、わざわざこんな面倒なプロセスにする意義が今ひとつつかめていません。

ここからが本番・・・とにかく描きこむしかない

わけがわからない状態で、ここまで仕上げましたが、教科書曰く「ここからが本番」だそうです。

今までの描き方と異なり、絵の構造はえらくシンプルです。レイヤーが三枚しかない。ですが、一枚のレイヤーに描かれたキャラを手直しするのは結構大変です。精度を追求しても疲れるだけなので、ラフなまま描けるところまで描きこむしかないです。ちょっと割り切りが必要ですね。

顔から、順に描きこんでいくらしいですが、この描き方だと、大ざっぱ過ぎて、かわいらしいキャラは無理だろうな、と思いつつ、顔に手を入れます。

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普通にかわいい・・・。

ここでもう一度プロポーションを確認します。左足が不自然なのです。

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キャラは左足一本で立っているはずです。もちろん、走ったり、ジャンプした瞬間ならこのポーズもありかも知れません。この絵の場合は、その場で身体をくねらせているつもりで描いていますので、やはり不自然です。

以下のプロセスは割愛して、ざっくりと仕上げた絵です。

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思った以上にかわいく描けたかも。

雲がうまく描けてないので、課題ですね。今までにも何度か雲の絵は描いているのですが、つい、既存の雲イラストを使ってしまうことが多いです。機会を見て、何度か練習したいと思います。

「キャラの背景」描き方教室

今回新たに購入した教科書ですが、よ~清水さん以外にも、ゲストイラストレーターの絵が2枚入っています。他の方の絵も参考にできますが、やっぱよ~さんの絵がいいですね。どの絵の構図もそのまま書籍カバーに使えそうなのです。背景ももちろんですが、構図がおおいに参考になります。

で、線画を描いてから着色する描き方に比べて、ラフと仕上がりの差が小さいかと言うと、何とも言えません。そもそもラフが相当ラフです。段階を追うごとに細かく仕上げていく進め方なので、最後までイメージが定まらないように思います。

それはそれとして、絵画調がいいですね。タッチがそのまま出てしまうので、手さばきが重要なのはもちろんですが、同時にどんなブラシを使うかで描き味や仕上がりが変化すると思います。今回はすべてよ~さんの作ったツールで描いてみました。ある程度慣れたら、自分なりにカスタマイズしてみたいと思います。

この描き方で、何枚か描いてみたいですね。

作画時間:9.5時間でした。