Old Boy の創作日記

音楽、イラスト、文章に関する創作日記と独り言。

イラストに挑戦(85-86日)・・・厚塗りが楽しい、3点パース

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はてなブログのトップページに掲載されている記事の半数以上がコロナ関連でしょうか。まあこんな状況ですから当然でしょうね。絵なんか描いている場合か、と私自身そう思いながら描いていますから。

3月末で派遣先の車関連会社から退社し、次なる仕事を探しているところです。現状、仕事を探すのも容易ではありません。自分の意志での退社ですから、補助金も対象外です。いずれにしてもフルタイムだと週休二日でも疲れが取れきれません。遅かれ早かれ体調を崩してしまうことが目に見えています。辞めるしかない、との判断は間違っていないのですが、このタイミングになったのは運というものでしょうね。

まあ、結果としてどうなるかはわかりません。少なくとも今言えるのは、絵を描く時間があるのがちょっと嬉しい、ということです。

「キャラの背景」描き方教室 シーン5

引き続き教科書「キャラの背景」描き方教室に沿って作画を進めています。今回は、教科書のシーン5「博士の愛した研究室」から想起されるテーマを、教科書のプロセスや作画方法を参考にして描いてみました。

シーン5は、二点透視図法による構図に加え、草木、小物などが脇役としてふんだんに配されています。

また、「研究室」とはガラス張りの植物園のようです。天井を這う蔦(つた)や蔓(つる)などの葉の隙間から木漏れ日が差す印象的な演出。木漏れ日って、それだけで幻想的な雰囲気がありますよね。

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最初に、こんな感じのカフェ店内を俯瞰したような構図が頭に浮かびました。パースとしては三点透視になるのですが、どうしても俯瞰した視点で描きたかったのです。

フリーハンドでざっくりと構図を描いてみたのですが、一見すると結構それっぽい。

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キャラと、外の景色を配置してみました。外の景色は3Dなのですが、消失点が3点ある3点パースです。ざっくりと描いたスケッチが思った以上にパースに沿っていることを確認しました。このあと順に描きこんでいくのですが、描きこむほどに歪が大きくなっていきます。

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ここまで描いて、絵の歪に気づきました。3点あるうちの下側の消失点に対する店内の調度類のパースが大きく狂っています。窓枠はパースにきわめて正確に描かれているのに、調度類は全くパースを意識せずに、適当に描いてしまっていたようです。

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調度類他すべてのパーツをパースに沿って変形しました。

この時点で、店内は窓からの間接光でボンヤリと照らされている状態を想定していました。ただ、間接光であっても、日中の照り返しは強烈です。一般家庭であってもレースのカーテンなどを閉めて直射を和らげるはずです。カフェなどの場合はロールカーテンやブラインドでしょうか。

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そこで、グレー系のカーテンを吊ってみました。カーテンがあると、何だか室内が暗い感じがして、ランプを点灯させてみました。テーブル上をうすぼんやりと照らしていますが、なんとも中途半端な感じ。

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テーブルを明るく照らすと、まあ雰囲気はいいのですが、外が昼、というところに違和感を覚えます。外を夜にするのも、昼にするのも色次第なので、とりあえずはこの内容で作画を進めます。

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ほぼほぼ描きこんだところ。やっぱり外の明るさが気になります。夜景の方が自然だろうな、とは思うものの、もし夜景にしたら、ひとつひとつのビルに照明を描きこむ手間が発生します。

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とりあえず、夜景にしてみました。ビルに照明がないと死んだ街のようです。パッと見はわからないのですが、よくよく見ると気持ちが悪い。

諦めて照明を描きこみました。実際やってみると、そうそう大した作業ではなかったです。

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高校生が夜遅く、こんなところで、こんなことしていいのか、というテーマはさておき、結果としてこのような絵になってしまいました。観葉植物の葉っぱ一枚一枚は、すべて一筆で描いたため、キャラのタッチとは随分雰囲気が異なります。文様をつけてみたりして、手描き感を強めたのですが、あんまり変わりませんね。さらなる工夫が必要です。

それから、このアングルでキャラを描くのは、結構難しいですね。ヒロインの顔だけで二時間ぐらい費やしたかも知れません。

反省点としては、やはり、どの光をメインの光源とするかをきちんと定めなかったことでしょうか。成り行きで、客席テーブル照明をメインとしたのですが、元々は太陽光をメインとするつもりでした。

外が明るく、店内がやや薄暗い逆光の絵です。カーテンなしで、外に大きなオーニングをつける、という手もありましたね。う~ん、次の機会に描いてみたいと思います。

今回のトータル作業時間は16時間です。

前回の絵の変更

前回描いた絵の気になっていた部分に変更を入れました。

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前回の絵と並べてみれば一目瞭然ですが、この絵だけをぽつんと見せられても、困ってしまいますよね。変更点は、

  • 女学生、男子学生(カエル)の学生バッグを追加
  • スカートのすそからレース
  • ガラスに映った顔をカエルっぽく
  • 奥のショップにも文字を入れ、ディテールを描きこんだ
  • ヒロインの顔にも小変更を入れた 

という感じです。

この絵の作成時間は、変更を入れる前までで、15時間でした。

厚塗りというプロセス

複数の教科書を見る限り、厚塗りという作画プロセスは、アニメ塗りやギャルゲ塗り同様、イラストレーターによって様々です。厚塗りのいいなと思える点は、タッチをそのまま出してぐりぐりと塗れるところでしょうか。描いていて楽しいです。タッチが綺麗ならなおいいのですが、未熟なりに雰囲気が出せる(言い換えると、ごまかせる)のがいいですね。

一般には、使用するレイヤーの数は少ないです。よ~清水さんは、一枚のレイヤーにかなり多くの情報を詰め込んでいますが、慣れないとできないことです。特に、色や明るさなどを後で変更する可能性があるなら、そのパーツは別レイヤーにしておかないと大変なことになります。(私の場合は)

最後は一枚の絵になるわけですから、レイヤーの数が多かろうが、少なかろうが、厚塗りっぽく見えさえすればいいだけのこと。必要に応じて、目いっぱいレイヤーを使いこなしてはどうかと思います。最終的には、効率がいいかどうか(効率を求めるなら)という作業者の判断によりますからね。

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最初はトップのイラストの向きで描いていたのが、途中で気が変わった。

一瞬の幸せ

本当に幸せを感じました。絵の話ではありません。前回の仕事の最終日、仕事仲間たちが、「寂しい、寂しい」と言ってくれたことです。

特に会話をしながらするような仕事ではありません。各人がモクモクと作業するだけの単調な仕事です。それでも、一つ場所でいっしょに作業するだけで、ちょっとした会話もスムーズになります。気が知れる、と言う状態ですね。

きつい仕事ですが、皆が、健康で、少しでも長く楽しく過ごせることを祈るばかりです。