Old Boy のマンガ日記

四コマ漫画で語る創作日記

イラストに挑戦(138日目、867H)・・・イラストの流れでマンガが描けるか?

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このところKindle unlimetedでコミックを数多く読んでいるせいか、マンガが描きたくて仕方がありません。描いた経験はありませんので、あくまでも願望であり夢想でしかありません。マンガを描いている人(いわゆるプロの方)が、「描いてみたい」という程度の思いで作画しているとはとても思えません。実際のところどうなんでしょうね。

経営者と言われる人と接して

かなり前の話ですが、書籍の仕事で複数の企業を経営している経営者の方とお会いしたことがあります。

経営者にも様々なタイプがいらっしゃると思いますが、彼の場合は創業者であり、アイディアマンと言われる方でした。

とにかく経営に関してのアイディアが豊富で、人と話しながら、あるいは相手の意見に触発されて次々に商品や経営のアイディアを語り出すような方でした。

この方と出会い、そんじょそこらの凡人は決して経営や事業に安易に飛び込んではならないと痛感しました。

漫画家や小説家もおんなじじゃないかと漠然と思っていました。プロになれるような人とは、常にストーリーが湧き出し、それが抑えきれないようなタイプの人なのじゃないのかと。

このような方は、ストーリーの表現方法はマンガでも文字でもいいのかも知れません。漫画家の場合は、たまたま絵で表現することに長けていたからマンガという手段を選んだのだと思われるのです。

この考えを裏付けてくれたのが、「マンガで20年食う方法」という書籍です。

この本では、現実のプロの漫画家とはどういうものか、という問いにこう答えています。

『漫画家になるのに努力が必要だなんて大きな間違いです。自分のモチベーションを維持するのに必死だったり、頑張るんだと言い聞かせたり努力をしている人は長くはもちません。努力しなければならないくらいのレベルでは漫画家として食べてはいけません。息を吐くように、絵を描きながら次回作のアイディアを自然に頭の中では勝手に考えている状態。これが、プロの世界です。』

この一節を読んで、「以前出会った経営者の方とおんなじだ」と思いました。

マンガが描いてみたい、ではお話にならないのです。そう考える前に、手も頭も自動的に動いているぐらいでなければならないのでしょう。

 

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海の中はなぜ青と緑なんだろう

海中の絵を描くにあたり、数多くの写真を観察しました。どの写真も、海中は底に行くほど暗く、海面付近の明るいところでも、その色が青と緑に偏っています。

理由は単純です。海中に届くのが青、緑の光だけだからということのようです。赤や黄色は海面で反射するか、海中の浅いところで吸収されてしまうのでしょう。そして光は海底までは届かないのです。つまり、海中(光が届く深さ)の絵を描く場合、青と緑+白黒で描くだけでそれっぽく見えるということになります。

マンガは描けないものの

マンガを描くのはそう簡単ではない、ということはわかりました。ただ、それはあくまでもプロの話であり、個人が趣味で描く分には自由です。描くのが楽しいならそれはそれでいいと思います。

一枚絵にもストーリーはありますし、今回の絵も描きながらストーリーのようなものを想定しています。

今回のキャラは、海底人としました。なので、手と足の指の間には小さなひれを付けました。足のサイズも地上人と比べると大き目です。何億年か前に人は海底人と地上人に枝分かれしたのです。人間もクジラやイルカと同じように、ほ乳類として肺呼吸のまま海中で生活するようになりました。地上人が燃料による動力や電気を利用して文明を築いたのに対して、海底人は海中、海底の資源と光を用いて独特の文明を築きました・・・

というような設定を考えたところで、面白いストーリーになるかどうかは別です。面白そうと思わせることさえ大変です。それに、ひとつの事柄を設定すると、疑問や矛盾が10個ほども出てきます。

海底人と地上人がいることって、いつからわかっていたことなの?

普通に別々の世界で暮らしてるの? 交流は?

地上人だって魚を取って食べてるのに、共存できるの?

海底人はどこの国に属してるの? 言葉は? 水の中で話せるの? 肺呼吸だったら、時々呼吸のために海上に出る必要があるけど、船との衝突は・・・・・。

たちまち行き詰ってしまいます。ストーリーどころではありません。考えるだけで具合が悪くなります。

多少無理な設定でも「面白さ」で包み込めるのが作家というやつなんでしょうね。

独学で本当に上達するのか?

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Kindle unlimetedで出会った「才能の正体」という本ですが、内容がとてもよく、紙本を買ってしまいました。

ブログに掲載しているイラストは、ご存じのように独学で描いてきたものです。

果たして独学ってどうなの? 本当にきちんとした技術が身に着くの? 

独学の方の多くは、日頃そんな疑問を感じながらも努力を重ねているのではないでしょうか。

逆に、専門的な学校や講座を利用したら誰でもプロになれるのでしょうか。なんだか、それもちょっと違うような気がします。

ドンピシャではありませんが、この本に参考となる記述がいくつかあります。

学校で何かを学ぶ場合は教え役として先生がいます。生徒に対する先生やコーチの役割は生徒に知識を伝え、生徒の学びに対して適切なフィードバックを与える存在です。

独学の場合は、自身が先生であり、コーチであり、生徒でもあるということですね。イラストの場合は、数多くの教本がありますし、一番のテキストはプロが描いた絵そのものと言えます。なので教えること(教わること)はどうにかなりそうです。

ただ、上達には適切なフィードバックが必要なようです。教わるのはいいのですが、フィードバックを得るのは確かに難しそうです。

友人、知人、家族などに意見をもらうのもフィードバックかも知れませんが、専門家でもない人から「適切」なフィードバックを得るのはなかなか難しいと思います。

適当なことを言われ、逆にモチベーションを下げてしまっては何にもなりません。

それなら自分自身でフィードバックした方がまだましかも知れません。

自分自身へのフィードバック

「才能の正体」の著者は、ビリギャルの先生だった方です。この本以外にも多数の著書があり、この人自身えらく高い才能をお持ちの方です。

自分自身へのフィードバックとして、この本では、自分自身を実況中継するという方法を提唱しています。

今自分は何をしているのか、休んでいるのか、作業をしているのか、ネットの動画をボーっと見ているだけか。自分自身を実況中継することで、自分が今どういう状況かを知り、適切な行動がとれるというものです。フィードバックがあれば人は成長するもの、というのが前提です。勉強という内容や分量が決まっていることなら、この「実況中継」は効果的な気がします。

イラストに関してはちょっと応用が必要かも知れません。制作に関する行動については実況中継が効果的でしょう。毎週どれくらい作画時間を取り、どこまで仕上げたかを記録し、その記録を確認する。私の場合は、ほぼ日手帳とこのブログがその役目を担っているのかも知れません。

イラストのテクニック的な側面については、実況中継だけでは如何ともしがたい気がします。時間を置き、客観的に眺め、類似のプロの作品と並べてどこがどう違い、未熟かを確認することが必要かも知れません。

前回も書いたかも知れませんが、できる人の行動を完コピするのも有効とのことです。イラストの場合は、模写したり、プロのプロセスに沿って仕上げてみることでしょうか。イラストの場合、目に見えるものだけに、仕上がりのコピーはしやすいと思います。プロセスについては、多くの教本からある程度学べます。

ただ、かなり多くの書籍やWEB上の講座などの記事を読んできましたが、自分の作品の一番の売りの部分についてはわざとぼかして解説しているプロの方も少なくありません。そこは人情です。努力して紡ぎだした独特の技法をそう簡単に公表する気にはならないのでしょう。

いずれにしても、フィードバックとは、客観的事実を本人が自覚し成長を促すものとのこと。自分自身で客観的事実が把握できさえすれば、外部のコーチは不要ですし、信頼関係のない、反発したくなるようなコーチでは、いない方がましなのかも知れません。

エンタメはなくてもいいもの

「マンガで20年食う方法」の冒頭に、マンガや小説などのエンタメは無くても死ぬようなものではない、というコメントがありました。

ただ、イラストに比べるとマンガやアニメ、小説、絵画や彫刻などはそれ自体で成り立っている立派なビジネスです。イラストは挿絵というくらいで、どうしてもおまけみたいなものなんですよね。

イラストをより高くフィーチャーした事業や製品、新しいメディアが発案できればと思うのですが、アイディアがまるで出てきません。やっぱり起業家にはなれそうもないですね。