Old Boy のマンガ日記

四コマ漫画で語る創作日記

イラストに挑戦(139日目、872H)・・・作業か楽しみか

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Kindle unlimeted、まもなく満三か月

Kindle unlimetedに参加して、まもなく満三か月となります。コミックを含めた読書数は現時点で330冊ほどになります。読みたい本がある限り、ひたすら読み続けるつもりです。

これまでに目を通したイラスト関連の本は40冊ほどです。その多くはせいぜい数年前に刊行された比較的新しいもので、中には去年発刊した本もあります。

今回は「萌えふたりの描き方」という教本に着目しました。この「萌えふたりの描き方」には、女の子編と男女編の二冊があります。女子二人、あるいは男女二人の人物のからませ方が事細かに解説されています。

人の数を意識して絵を描いたことはありませんが、人数が増えるほど作業が増えるので、キャラが多いほどめんどうくさい、という気持ちは当然あります。どうせ面倒なら、描きたいキャラを描きたいものです。

ということで、今回は女子二名を描いてみることにしました。

実は、萌え二人の描き方シリーズには、男の子編というのもあります。

興味がない、というか、気持ち悪いのでまだ読んでません。

キャラが二名でも三名でも、からみがなければドラマもない

以前も女子二名で描こうとしていた絵があります。一名だけ描いて中断しました。「塗り」のスタイルに疑問があって、完成させる気にならなかったのです。

女子二名と言っても、手をつないでいるわけでもなく、肩を組んでいるわけでもなく、物理的な接触はありません。ひとりが話しかけ、もうひとりが笑顔で反応しているというシーンです。

身体の接触こそありませんが、気持ちが通い合っているのは、表情や視線でわかります。身体の接触があっても、二人の間に何らかの通い合う気持ち(良い悪いにかかわらず)がない、あるいは見ている人にとって何も感じられなければ、そこにはドラマもストーリーも生まれないのかも知れません。

そう考えると、身体の接触よりも、キャラの気持ちの方が重要な気がします。キャラの気持ちが見えないと、イラストとしてもあまり面白くないものになってしまうかも知れません。

作画的には、二人がただ並んでいるだけの絵は、パースさえ合っていれば比較的描きやすいと思います。今まで描いた二名、あるいは一人と一匹の絵のほとんどはこのタイプです。

なので、今回はあえて積極的に肉体をからめてみることにしました。

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鉛筆スケッチ

最初は気の向くまま鉛筆でスケッチしてみたのですが、全然描けないことに気づきました。何を描きたいのか自分でもよくわからない状態です。

やや、これは人体のからませ方(物理的な接続方法)がよくわからないからだろう。

そう考え、今度は3Dモデルでからませてみました。

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3Dモデルスケッチ

腕が折れそうな二人、変態な二人。

からめばいいってもんじゃねーだろ!

そう思うものの、どうしてもこんなイメージしか出てきません。

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エッチじゃなくっていいんじゃね。エッチにこだわらずに今度は顔から描いてみました。何となく、これでいけそうな気がしました。

特にアオリもフカンもない、アングル的には面白くも何ともない構図ですが。

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結局ちょっとエッチな絵にしました。

今回は左の彼女の髪を目いっぱい描きたいと思います。

このところ髪を描くのが楽しいと感じています。あれほど面倒で、嫌だった「髪」が、多少面倒な形でも描くのが楽しいのです。なんですかね、これ。

まだ線画の段階ですが、線画だけで結構楽しめます。塗りなどせずに、延々と線画で髪だけ描き続けられたら・・・。

いつか飽きますよね。

キャラの気持ちはわからない

女子二人、いわゆるユリ系が得意と言われる女性のイラストレーターに「はねこと」さんという方がいらっしゃいます。以前プロっぽい絵の例として彼女の絵を分析したことがあります。

ユリもバラも、どちからというと女性の方が得意、というか強い興味を持っている方が多いような気がします。

以前女性の作家の方とお会いした時に、女性向けのエロ小説について話題になったことがあります。

「BLだけは書けない」

と悔しそうに話していたのをふと思い出しました。

小説を書く上で、男性同士の場合の心理がわからないことが彼女には非常に残念だったようです。私的には考えたくもありませんが

男性の私としては、女性同士の場合の心理は全くわかりません。女性ひとりでもわからないのに・・・。

ただ、絵の対象として複数の女子を描くのは何ら抵抗はありませんし、その二人の身体をからませることにも何らためらいはありません。

今回は、向かって左側の女子に感情移入しながら描いています。女性の姿をしていますが、私の心が入っているので、キャラの心は男性なのかも知れません。つまり、一方を男性と見立てて描いているわけです。左の彼女の髪は、右の彼女の肌に触れようとする手であり、指であり、・・・。

 

これ、男性同士でも応用が利くのかな。片方の男性は、男性の姿をしていながら女性として描く。

う~ん、やっぱり嫌だね。

プロの方の心理

前回も話題にした、電子書籍「漫画で20年食う方法」にいくつかの気になった記述があったので、ピックアップしてみました。『 』内は引用です。

『(著者の)特技:器用貧乏でして、劇画調、ギャグ調、イラスト調、だいたいなんでも描き分けられます。』

・・・器用貧乏というのは自虐ですね。漫画家の方って結構不器用で、個性的な方が多いように思えます。読者にとっては、そこが特に印象に残る点のひとつだと私的には思います。

『漫画の基本的なテクニックや、マインドに関することなど色々とお話してきました。でも一番大事なことは、「楽しんで描いている自分がいるかどうか」です。』

これって、プロやアマチュアに関わらず重要な真理なのかも。特にアート関連は、制作者が楽しんでモノづくりしている(あくまでも本人の気持ち)かどうかが非常に重要なのでしょう。

エッチがいかに重要かが再認識されます。

『24年も漫画を描いていると、今連載してる漫画などは楽しい部分ももちろんありますが作業感(仕事)がどうしてもつきまといます。』

139日目の私でさえ今までと同じ作画プロセスは作業としか感じられません。常に新鮮さを感じることも、作画(作業)のモチベーション維持にきわめて重要なことだと思います。

『キッチリ綺麗に描くことだけが漫画ではありません。そうしたい人はそうすればいいだけでラフが好きな人はラフで構いません。自由に描くのが一番良いことです。自分を開放させるのが漫画というツールだと私は思います。』

自分を解放させるツールが漫画とおっしゃっていますが、自分を解放させるツールは人それぞれだと思います。自分に適した表現方法こそが自分を解放させるツールだと私には思えます。

なので、今はイラストが私にとっての解放ツールかも知れません。そして、必ずしも今はやりの繊細なブラシ塗り、ある種の萌えキャラにこだわる必要はないのかも知れません。

上手く描けない(というか、雑・・・)ことの言い訳にしか聞こえませんね。