Old Boy のマンガ日記

四コマ漫画で語る創作日記

イラストに挑戦・・・マンガ動画サンプル(仕上げ編)

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仕事モード

マンガ動画に需要がある・・・かも知れない、ということで、前回から引き続き受注用マンガ動画のサンプル制作を行いました。

イラスト20枚でせいぜい一万円程度という相場(?・・・未確認です)を考えると、できれば一枚当たり一時間程度に抑えたいところです。そう思いながら実際のところどのくらいの時間がかかるものか、試してみました。

結果としては、一時間以上かかっています。

作画中の気分としては、趣味というよりは限りなく作業に近いと感じました。

だからと言って、全然楽しくないわけではありません。それなりに工夫もあり、得るものも少なくないと思いました。

一枚絵よりはコミックの作画に近いのかな、と思いながら描いていました。コミックを描いたことがないので、実際のところどうなのかはよくわかりませんが。

サンプル動画

youtu.be

 

今回作った限定公開のサンプル動画になります。今の実力ではこれが精いっぱいでしょう。

音声についても、一部を録りなおしましたが、なかなか思うようにいきません。音声加工すると、原音では聞こえていない音が過剰に強調されるようなのです。

今回の例では、ポップノイズのようなノイズ様のアラが耳につきます。

イラストとは関係ないのですが、もしこのようなサンプル動画を自分で作りたい、一人何役かやってみたい、そんな方がいらっしゃったら今回行った録音は少なからず参考になるかも知れません。

プロ、セミプロの声優の方の場合は、問題にならないでしょうね。あくまでもボイスチェンジャーで音声を加工することで発生する問題です。

音声の話は後回しにして、まずはイラストについて。

イラスト制作時間

現実にどれくらいの時間がかかったかを集計しました。下描き後の制作に4日を費やしました。4日間それぞれの制作時間は以下となります。

一日目 : 8:30

二日目 : 3:10

三日目 : 2:15

四日目 : 8:30

合計 : 21:25

四日間で、21時間半ほどです。前半に比べると後半はかなり効率が高かったと思います。効率を高めるために具体的にどうしたかというと、最初に複数枚の線画を描き、複数枚を同時に彩色しています。

また、後で変形しやすいだろうからと、当初は、身体のパーツ別にデータを分けたりとかなり面倒なことをやりました。実際のところ、パーツ別に動かせたところでほとんど効率アップにはなりませんでした。最初からその角度で描いた方が自然だと感じられるのです。結局多くの絵は一からデッサンしています。

見本があると早く、高品質。下絵がきちんとしているほど早い。

ただし、デッサンをゼロベースから描こうとすると時間はかかります。時間を優先すると、品質は上がりません。そこで、可能な限り見本を用意してはどうかと思いました。その見本を見ながら描いた方がはるかに早く、高品質で効率がいいと感じました。

もちろん、そのためには数多くの見本を用意する必要がありますが、コミックを読んでいるのだったら、使えると思った構図やアングルの絵はコピーしておいてはどうかと思います。ただし、そのまま使うわけにはいきませんので、あくまでも構図やアングル、そのキャラの表情などを参考にして自分のキャラに応用するということです。

また、自分のキャラを教科書(例えば、「キャラの表情の描き方」とか)に沿って一通り描いておいた方がいいかもです。教科書を見ただけで、何となく描けた気になってしまうのですが、描けるかどうかは描いてみないとわかりません。

また、当たり前かも知れませんが、下絵(ラフ)がきちんと描かれているほど、仕上げは早いです。細かいところを後回しにすると、結局チリも積もればで、仕上げの段階でえらくよけいな時間を費やすことになります。

実際のイラスト

実際に描いたイラストです。とにかく時間優先で仕上げましたが、俺、こんなに下手だったのか、と改めて感じました。

数ページほどを抜粋しました。

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エミナと裕子。高校一年生、15~16歳。裕子はちょっとエラ張り過ぎ?

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オーディション審査員の音響監督とプロデューサー。かなり怖い・・・。

こんな人たちを前に演技しろと言われたら、あそこが縮み上がりそう。

オーディション番組のX Factorの審査員をイメージしました。男性キャラは、教科書を参考に描いたのですが、参考書があるだけで、えらくリアルになります。

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一枚の絵にキャラを複数描くと、やっぱり時間かかります。これって結局、三枚分の絵を描いているようなものですよね。

録音と音声加工

録音は、ソニーの古いボイスレコーダーを使いました。

マイクは、そのボイスレコーダーの内蔵マイク(モノラルマイク)を使いました。

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ビジネス用に使っていたものですが、音楽用にも使えるレベルの高品質録音が可能です。ただし、録音テクニックが伴えば、という条件付きですが。

比較的大きな声で録音する場合は結果はベターです。今回ナレーションをささやき声にしてみたのですが、当然SN比が低くなり、結果として極めてノイジーな音声になってしまいました。

PCで直接録音という方法もあります。ただ、PCってノイズの塊なんですよね。内部ノイズに加えて、マイクから端子までの間のノイズもバカになりません。

レコーダーにマイクという方法もありますが、いくらマイクの性能がよくても、ケーブルがあるだけでノイズは乗りやすいです。

結果的にボイスレコーダーの内蔵マイクが一番ノイズが押されられると判断しました。

マイクから20センチほどのところに口元を置き、マイクに対して斜めから話すようにしました。ウインドスクリーンがあればよかったのですが、元々ついていたスポンジタイプのスクリーンは腐食してボロボロになったため廃棄しています。オプションでも購入はできませんでした。そこでマイクに対して斜めから声をぶつけることでポップノイズを減らそうと考えました。

マイク正面に比べれば、斜めにしたことでポップノイズはほとんど気にならないくらいに小さくはなったのですが、ささやき声そのものの音量が小さいため、小さなポップノイズや環境音が相対的に大きくなり、恋声での音声加工時にすさまじく目立つことになってしまいました。

ささやき声のような元の声量が小さい場合は、ポップノイズ、環境ノイズは極力入らないように注意する必要があるようです。

強力なウインドスクリーンを用いて、マイク正面から音声をとらえた方が最も効率がいいかも知れません。次回までにウインドスクリーンを用意して、改めて試してみたいと思います。

恋声パラメータ

パソコンにマイクをつなぎ、そのマイクの音を恋声に入力すると、話している音声の音程がグラフ表示されます。

私の場合は、それぞれ以下のような音程になります。あくまでも中心値であり、実際に会話する際には大きく変動します。

  • 普通の会話:G#2
  • High:C#3(95Hz程度)
  • Low:E2

ささやき声は普通の会話の音程になります。ささやき声で音程を大きく変えるのは、私には困難でした。

通常の会話の音程はG#2です。意識して出した高い声はC#3くらいです。その差はせいぜい4度くらいのものです。あくまでも会話ができる音程ということであり、無理して出した高い声や裏声などではそもそも会話はできません。会話できる状態をキープしながらでは、極端に高い声にはできないようです。

周波数としては100Hz程度で、かなり低いです。この声を女声に加工するわけですから、ソフトウェアも相当苦労するわけです。

各キャラの恋声のパラメータ設定表になります。一人十人役というやつですね。

キャラ

音程

Pitch

Formant

エミナ(ナレーション)

Tweet

231

119

エミナ(会話)

High

200

126

父・男性

Normal

100

116

老婆

Normal

100

126

老父(エミナ演技)

Normal

50

84

裕子

High

200

126

(女性)音響監督

Normal

141

116

モンスター

Low

100

100

男の子たち

Normal

119

112

声量が大きいほど、相対ノイズは小さく、またソフトの負担も小さいせいでしょうか、音声のクオリティは比較的高くなります。

とはいうものの、加工する限りは荒っぽい音声になってしまいます。元々喉が荒れている人は限界があるのでしょうね。

一枚絵が恋しい

今回、効率重視で描いてみたのですが、じっくりゆっくり描ける一枚絵が恋しくなりました。何が何でも絵を仕事に、ということなら、確かにマンガ動画というのも旬かも知れません。

売れたら大きい、という点ではやはりコミックに勝るものはないのかも知れませんが、コミックも市場は飽和してますよね。

Kindle unlimitedで新旧問わず、コミックを漁って読んでいますが、その数たるや。その中でも本当に面白いのは数が限られています。

コミックはコミックで大変な世界です。

Youtubeに限った話ではありませんが、この手の動画を使い、何か今までにない表現や手法で作品が作れたら、それはそれで面白いかも知れません。

イラスト(複数枚) + 小説の朗読 とか、

小説やビジネス書のあらすじ、予告編 + 漫画動画 とか、

・・・

ほとんど出てきません。やっぱ、頭、硬いですね。