Old Boy のイラスト日記

イラストを中心とした創作日記

イラストに挑戦(994H)・・・年賀

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二年ぶりの新しいお絵描きソフト購入

今年も、遅々としてイラストを描いてまいります。また、多くの方々のブログも興味深く拝見させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

ずっと絵本用の絵を描き続けていたので、従来の絵を描くのが久しぶりな気がします。

そのせいか、単にクリスタを使って今までと同じスタイルで描くのではなく、ちょっと別のツールや、全く異なるプロセスで描きたくなりました。

iPadでしか使えないProcreateに強い興味はあるものの、今更iPadで描こうという気にはなれません。今やパソコンよりもタブレットPCの方が数も豊富で、個性的で使いやすいアプリが多いように見えます。そんなタブレットPCを横目に、改めてパソコンソフトに目を向けてみました。

Macで使えるペイントソフトにAutodesk Sketchというのがあります。このソフト、よく見ると、なかなか個性的です。

まずそのカラーセット。コピックというマーカーの全色が揃っています。そんな点から、一般のペイントよりもプロダクト系のイラスト(一般にはデザイン画とかドローイングと言っていたような)向きかも知れません。

ただ、ソフトにバグが多いようです。元々有料ソフトだったのをフリーにしています。開発力を弱めて、フリーにして、バグについてはユーザーには我慢してもらうというストーリーなんでしょうかね。

そして、もうひとつ注目したのが、Tayasui Sketchというおフランス製のペイントソフトです。今回はこのソフトを速攻購入しました。2,440円です。

購入の決め手は2点。

ひとつは水彩がリアルであること。もう一つはクリスタとデータ交換ができることです。

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Tayasui Sketchインターフェイス

インターフェイスはこんな感じです。見た目シンプルですが、機能的にも本当にシンプルで特殊なことはあまりできません。クリスタと比べると機能数は100分の1くらいでしょうか。

では何がいいかというと、アナログ表現、特に水彩のシミュレーションが得意という点に尽きます。その特徴を生かすためには、今まで学んできた手法はほとんど使えません。つまり、クリスタで学んだお絵描きテクニックが全く通用しないのです。このソフトを生かすテクニックとは、透明水彩のテクニックそのものになります。

それゆえ、一般のペインティングソフト用の教科書よりも、リアル水彩画の教科書を参考にした方がベターだと思います。そして、要求されるテクニックは決して易しいものではありません。

Tayasuiとクリスタ間のデータ交換

Tayasuiもクリスタもphotoshop形式のデータのインポート、エキスポートが可能です。特にクリスタはphotoshop形式のまま作業が可能です。

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データ交換は自由にできますが、Tayasuiの方が機能が少ないため、クリスタで行った加工や編集はTayasui側では消えてなくなってしまいます。

例えばクリッピング機能。クリスタにはクリッピング機能があり、これがあることで、レイヤーを重ねた場合に二つの層の彩色面の縁がピタリと一致します。上のレイヤーが下のレイヤーでクリッピングされるので、上のレイヤーはどんなにはみ出しても、はみ出し部分がカットされますので、はみ出しを気にせず塗りたくることができます。

この機能はTayasuiにはありません。そもそもTayasuiのコンセプトは実際の水彩のシミュレーションなので、多少はみ出しても、塗り足りなくても構わないということなのでしょう。

また、Tayasuiのレイヤー表示は、各レイヤーのサムネールを表示するという方法をとっています。なので、一度に7,8枚のレイヤーしか見えません。レイヤー数は無制限ですが、数が多いとわけがわからなくなります。

クリスタの作画では、複雑な絵の場合、レイヤー数は100、200ほどにもなります。この数のレイヤーをTayasui側で展開してしまうと、目的のレイヤーを探すだけでも一苦労でしょう。しかもレイヤーには名前がつけられません。Tayasuiで使うレイヤー数はせいぜい20~30がいいところではないかと思います。

Tayasuiは、どちらかというと一つのレイヤー内で複数の色を用いて彩色し、ぼかしたり、滲ませたり、色の濃さを加減したりしながら塗り込んでいくというのがコンセプトです。レイヤー数は少なめでも問題はないのです。機能的に作れるレイヤー数は無制限なので、ちょっともったいないな、とも思います。

Tayasuiのこのような特徴を理解した上で、二つのソフト間でデータを交換しながら描き込めば、よりアナログチックな絵が描けそうな気がしています。

プロセスが安定するまで時間がかかる

今までにいくつかの技法にチャレンジしてきましたが、ひとつの絵の描き方(プロセス)が決定し、安定するまである程度の時間を要しました。今回も今まで同様にプロセスが確定するまで少なからず時間がかかるでしょう。

加えてTayasuiにはリアル水彩のテクニックが要求されます。さすがにリアル水彩ほどの難易度は要求されないものの、新しいテクニックがある程度身に着くまで、それ相当の日数を要すると思います。

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迷いながら、そして時々立ち止まっては全体を眺めながら彩色しています。この方法できれいな絵になってくれるのかどうか、今のところ全くわかりません。とにもかくにもまずはやってみたいと思います。

新しいサイトのトップイメージ

個人事業のサイトや事業ブログの新規トップイメージを検討中です。

この年末年始で、法人を個人事業化しました。とはいうものの、もはやビジネスの体をなしていないため、生かさず殺さずブランドだけ維持することになるでしょう。

しかしながら、このイラストについては、自分自身に依頼した仕事ということになります。もちろん費用を渡したり、もらったりすることはありませんが、あくまでも仕事として進めています。

 

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スケッチ

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制作途中

それはそれとして、クリスタだけで仕上げようか、それともTayasuiをいっしょに使おうか思案中です。

やっぱりイラスト、楽し過ぎます。